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KOIBUMI 2
第10章 好きなんです・・・。
淳said
あ~・・・イライラする。
なんなの???
顔を伏せていた男は俺の方をチラッと見て・・・・。
「あのぉ~・・・・・。」
あのぉじゃねーし・・・。
男が言い切る前に窓から手を突っ込み男のシャツを掴むと・・・・・。
・・・・・。
何か臭せーーーな・・・・。
男は少し怯えた表情を見せ俺の顔を見てきた。
「・・・・あのさ、・・・・女を乗せてるか聞いてるんだけど???」
胸ぐらを掴まれた男は一瞬後部席の方に視線を向け・・・・。
「あーー・・・・アンタ上原淳だろ?・・・・こんなとこに居たら不味いんじゃね?」
ガタガタうるせーな・・・。
少し掴む力を強めグイッと男の顔を外に出る位引っ張った。
「お前に関係ねーだろ?・・・」
その時・・・・後部席の方から・・・。
「あ・・・っ・・・つ・・・・」
・・・・・・ッ?!
凛の声が聞こえた。
やっぱ居んじゃんね。
俺は運転席の男を更に窓から引っ張り上げた。
「うわっ!・・止めろっ!降りるからッ・・・・」
・・・・・。
うるさい。
男の胸辺りまで窓から出し・・・。
「お前アイツに何かしてたらー・・・・」
・・・・・。
「ぶっ殺すからな・・・・。」