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KOIBUMI 2
第10章 好きなんです・・・。



男は顔を強張らせ固まった・・・。







そのまま窓から引きずり出し地面に転がすと俺は運転席の内側から鍵を開け中に入った。


・・・・・。


そこには後部席の運転席側に男がグッタリした凛を羽交い絞めにして座っていた・・・。


なんだこれ・・・。


凛は服も乱れはないし・・・怪我もしてなさそうだ。


でも車内に漂うこの臭い・・・。


「・・・・・お前ーーー・・・・。コイツに何した?」


凛を抱えてる男をじっと見つめ言った。


男は首を横に振って慌てて凛を離し後部席のドアを開け外に逃げ出した。



放り出された凛は座席に倒れ・・・まるで人形の様だった。


直ぐに外に出て男が出て行った方のドアに向かうと・・・逃げた男を直ぐに涼がとっ捕まえていた。



「コイツ、ハーブやってたなーーー・・・・。臭う・・・。」


涼はフラフラの男を捕まえ言った。


・・・・・・。


直ぐに後ろのドアから後部席に入りぐったりした凛を引っ張り出すと・・・・。


凛が・・・弱い力で俺の首に必死に掴まって来た・・・・。






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