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KOIBUMI 2
第15章 母の思い



上原の母親と一緒に居たのは、上地の母親らしい・・・・。


上原の母親は俺等にお茶を出してくれて・・・・。



ご丁寧に揚げたてのサーターアンダギーまで・・・・(笑)


「うまっ!!!!」


倉田はそれをモゴモゴ食いながらそう言った(笑)


「息子はねぇ~(笑)もうバカでバカで~・・・・でもやっと気持ちを固めてくれたって嬉しかったですよ~・・・・・」


上原の母親は穏やかにそう言った。


俺等みたいなパパラッチをこんな風に受け入れてくれるとは思わなかった。


「あの~・・・息子さんって少年院あがりですよね??何で蓮見凛と????」


また、倉田はオブラートに包まずそういう事を聞く・・・・。


一瞬上原の母親も上地の母親も言葉を詰まらせたが・・・・。


「ん~・・・これは言っていいのか悪いのか~・・・・(笑)まぁ、でも犯罪は犯罪だからね・・・捕まって仕方ないんだけど~・・・・。」


???????


「うちの子も~・・・涼ちゃんもね・・・・昔っから喧嘩はするけどそれは売られた時だけ・・・盗みも・・・イジメもしなかった・・・(笑)それだけが救いだった~・・・・」


盗みもイジメも?????


しない・・・・。

「あの子は~・・・凛ちゃんだけを見て・・・あの子だけしか好きにならなかった・・・(笑)・・・そういうところが・・・凛ちゃんを繋ぎ留められた要因じゃないかな???」


喧嘩が強くて格好良くて・・・弱い者いじめはしない・・・。


一途???


悪いとこねぇじゃねーか!!!!!



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