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KOIBUMI 2
第2章 貴方の傍に行きますIN小笠原




ガラガラとスーツケースを引き石垣に腰掛けようとすると・・・・・。


遠くから聞こえる・・・。


カツカツカツッ・・・・。


これは・・・。


ハイヒールの・・・音ッ????


思わずまたスーツケースを引きトイレにッ・・・・。


「ちょっと待ちなさいよッ!!!!」


ビクッ・・・・。


すっごい・・・でっかい声。


体が固まった。


でもでもでも・・・このでっかい声・・・って~・・・・・。


ゆっくり振り返ると・・・道からデカい影ッ!!!



ひぃぃっ・・・。


一瞬熊に見えたッ~(笑)


って・・・凄い失礼な私。


大きな大きな真っ黒い影はゆっくりゆっくり・・・。


木の陰から私に近づいてきて・・・・。


「アンタさっき店に居た子よねッ???」


ひっ・・・・・。


私は固まったまま何度も頷いた。



そう・・・。

ゆっくり近づいてきたのは・・・。

さっきキャバクラで会った・・・・。



マツコ・デラックスさんみたいな・・・。


ん???


女性ッ???


で・・・良いのかなッ????



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