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KOIBUMI 2
第27章 屈辱
達也said
俺はやきもきしていた。
あれから何も連絡はない。
淳さんと凛さんは俺が船に乗る時・・・見送りに来て・・・・。
「湊が何とかする・・・・何かあったら直ぐに言え・・・・」
凛さんは俺の手を握って・・・・。
「ごめんなさい・・・・。」
そう言った。
いや、・・・そもそも俺ら男どもが揉めている事に・・・・。
周りに居る女の子達が犠牲になってる・・・・。
俺等が悪いんだ。
船に乗って3時間が経った時・・・・。
何も出来ない俺はデッキでモヤモヤしていた。
由美さん・・・どうかもう・・・。
湊に救出されています様に・・・・。
何度か由美さんに電話をするが・・・・
出ない。
「達也・・・・。あっちに着いたらどうするの?」
蒼太さんが半次さんと一緒に俺の方にやってきて言った。
どうする・・・???
・・・・・・
「もし・・・由美さんに何かがあったら・・・・。」
・・・・・・。
「俺、・・・昌也を殺しちゃうかもしれないっす・・・・。」