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KOIBUMI 2
第27章 屈辱






俺が何でここに居るか?・・・・。


二時間程前に・・・。


船である騒動が起きた・・・・。


一人旅をしている男が酔っぱらって頭を打ち・・・・意識が飛んだ。


自衛隊ヘリが緊急で来ることになり・・・。


俺は事情を説明して土下座。


一緒に乗せてくれと・・・・。


昌也からの脅しの電話やラインを見せて説明をした・・・・。


自衛隊ヘリの人が・・・。


「緊急事態に変わりはない」


そう言ってくれて俺一人だけヘリに同乗・・・・。


そして湊に迎えに来てもらい・・・・。


今ここに居る。






布団の下に居る由美さん・・・。


由美さん・・・。


手を伸ばし・・・上から触ると・・・・ガタガタ震えてる・・・。


「・・・由美・・・さん・・・・。」


布団を撫でると・・・・。


ビクッとして顔を出した。


「由美さん・・・・。ごめん・・・・。」


俺が言うと・・・由美さんは唇をガタガタ振るわせて・・・・。


「達也・・・・・」


・・・・・・。


「由美・・・・。」


ゆっくり近づき・・・様子を見ながら由美の髪を撫でると・・・。


ボロッと涙が零れて・・・。


ギュッと抱きついてきた。


俺も由美を抱きしめ・・・・。


「ごめん・・・由美・・・・・」



ごめんね・・・。



嫌な思いをさせて・・・。


由美・・・。



ごめん・・・。





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