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KOIBUMI 2
第30章 あの人の正体




昌也said



何このデブ・・・・。


俺は地面に唾を吐き・・・。


「言われなくても撃ってやるッ!!!デブは退いてろッ」


俺が言うと・・・


真黒なジャージ上下を着たデブ女は目を細め・・・・。


「外すなよ?・・・・ちゃんと狙って引き金を引くのよ?」


・・・・・・。


俺は片手で淳の頭を狙う。


銃なんて・・・撃つのは初めて。


まさかこんな風に・・・凄い人が居る中で撃つことになるなんて思わなかった。


手が震えた。


カチャッとスライドを引き・・・・。


震える手を必死で淳の頭に・・・・。


ゴクっと唾を飲み込んだ・・・。


「撃つぞ・・・・。」


またこれで捕まっても・・・・親父がきっと出してくれる。


淳が死んだあと・・・俺は蓮見を奪いに行ってやる。


(笑)



「早く撃てッ!!!!」


女が言うと・・・


俺は・・・・。


「うるせぇぇ~ッ!!!!!!!!!」


引き金をッ・・・・・・。








パーーーーーンッ!!!!!!!!








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