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KOIBUMI 2
第3章 追いかけ女



夕方



まち子さんは小さなバックを持って玄関で高いヒールを履いて・・・。


「男と喧嘩したら私のとこに来なさいとか優しいことは言わないからッ!!!」


・・・・・・・。


そう言うと振り返って来て・・・・。


「でもどうしょうも無くなった時は来なさい、これ私の番号だから何かあったら連絡して!」


(笑)


名刺の様なものを貰い・・・。

そこには手書きで番号と・・ラインのIDが書いてある。


「私ね、女のキャッキャしてる感じが苦手なのよ。皆で群れて人のうわさ話したり・・・。」


・・・・・・・。


まち子さんは靴を履き終えると真っすぐ私の顔を見た。


「でもアンタは~・・・年も近いしッ!一緒に居ても楽だったわ!」


・・・・・・。


私は自分の胸を自分で指差し・・・。


口パクで・・。


私も・・・・。


そう言うと・・・。


まち子さんは時計を見て・・・。


「あっ!!後10分で17時よ!!早くしなさいって!!」


(笑)(笑)


私も靴を履き・・・


まち子さんがドアを開けると少し涼しい風。


「まぁ・・・。暇があったら遊びに来なさいよ・・・。」


(笑)


何度も頷いた。





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