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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第8章 聖なる夜に悦なる慈悲を
「いいぞルナ──…純粋な祈りの喘ぎに神は今まさに悦んでいるに違いない」
グレイは羽交い締めるように抱き締めたルナの後ろから、耳たぶに舌を這わせ囁く。
「前夜祭にはうって付けの余興だ──」
「……っ…」
「魔物の妻であるお前のその淫靡な乱れ方……さぞや神も興奮冷めやらぬ生のたぎりをもて余していることだろう…」
「…あぅ…っ…や」
ルナは捕われた生け贄の如く快楽の拷問とも云える愛撫に苦悶の表情を浮かべて紅潮させる。
まるで神に魅せつけて晒すように、グレイは弄び続けている赤いそこを闇に向けて開かせた。
「やだ…っ…」
熱を蓄えたそこを夜風が撫でる。
グレイに抱き抱えられ、淫らな姿で蜜の溢れるそこを大きく開かれて、ルナは恥ずかしさに目を強く閉じていた。
酷い──
泣きそうになりながらも何故か強い疼きが呼び起こされる。
肉芽の先だけを擦るグレイの長い指先。
淫らな吐息を繰返すルナを、グレイは快楽の極限まで引き上げるとピタリとその動きを止めた。