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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第5章 微熱の一夜…(灼熱の砂丘)
なんとも贅沢だ──
真っ暗な夜空に星の宝石がちりばめられた景色、そしてさざ波の音に心が癒されウットリとしてくる。
まだ飲んでもいないのに心地よく酔いが回った気分だ。
「酒は苦手か?」
「え、そんな訳じゃっ…」
「一口飲んで見るといい──…」
眺めたままいっこうにシャンパンを口にしない愛美にすすめながらアサドは微笑む。
「───…」
愛美はその微笑んだ口元に視線を奪われ、そして何かを含んだ眼差しに釘付けになった……
なんだか今まで見たこともない、アサドの濡れた瞳が愛美を映したまま揺れ動く──
その中に一瞬だけ熱い光が走った。
「───」
愛美はその瞳に捕われたように目を反らすことができず、思わず口に含んだシャンパンをコクリと喉に流し込む。
アサドはシャンパンを飲んだ愛美を確認すると、フルーツ盛りの皿から真っ赤なラズベリーを三粒手に取りグラスの中に落とした。
「うわ──…」
愛美はそれを見て思わず頬を緩め目を輝かせる。
真っ暗な夜空に星の宝石がちりばめられた景色、そしてさざ波の音に心が癒されウットリとしてくる。
まだ飲んでもいないのに心地よく酔いが回った気分だ。
「酒は苦手か?」
「え、そんな訳じゃっ…」
「一口飲んで見るといい──…」
眺めたままいっこうにシャンパンを口にしない愛美にすすめながらアサドは微笑む。
「───…」
愛美はその微笑んだ口元に視線を奪われ、そして何かを含んだ眼差しに釘付けになった……
なんだか今まで見たこともない、アサドの濡れた瞳が愛美を映したまま揺れ動く──
その中に一瞬だけ熱い光が走った。
「───」
愛美はその瞳に捕われたように目を反らすことができず、思わず口に含んだシャンパンをコクリと喉に流し込む。
アサドはシャンパンを飲んだ愛美を確認すると、フルーツ盛りの皿から真っ赤なラズベリーを三粒手に取りグラスの中に落とした。
「うわ──…」
愛美はそれを見て思わず頬を緩め目を輝かせる。