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またいつか貴方と
第8章 なぜあなたなの?
道隆さんの目は真剣だった。
嘘はついていないんだろう。
もしものためにスマホで録音をしながら
道隆さんに連れられて車に乗せられた。
そしてゆっくりと動き出す車
気になることは聞いておこう
『道隆さん。言うなって言われたって…
聡くん元気なんですよね?』
あー、と返事をした道隆さん
それだけしか言わない。
でも、元気ならいいや。
忙しくなっただけだよね。
いつも帰り道に寄っていたコーヒー屋さんに行けない
なんか寂しいなーと思ったいたら
道隆さんがコーヒー屋さんに寄ってくれた。
『聡くんと来てたんだろ?
好きなもの頼め。』
コーヒーとクッキーを頼み
お腹なおさまると道隆さんはまた私を
車に乗せて家まで届けてくれた。
「あの…ありがとうございました。」
『あぁ。おやすみ。また明日。』
私はまた明日とは言わずにおやすみなさいとだけ
言って家に入った。