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またいつか貴方と
第8章 なぜあなたなの?
亜里沙は車のところまで来て
起こっている表情で私にこう言い捨てた。
『沙綾ホント最低だね。
隅田先輩はホントに沙綾が大好きだったのに?
あの時だって毎朝学校に来て
私に沙綾の状態だけ聞いては学校から帰り
あんだけあの人達を必死になって探してくれたのに?
あんたのために退学になった先輩を捨てて
もう他の男なんてホント最低…
見損なったわ。』
「違うのっ!!!!亜里沙聞いて」
私は車から降りて亜里沙と話をしようとした。
でも、また車の中に身体は吸い込まれ
道隆さんが亜里沙に話しかけた。
『君さ、こいつの話も聞かずにひどくない?
俺はこいつの彼氏じゃないよ?』
亜里沙は少しビクビクしながら
『じゃぁ、何なんですか?』
『んー。護衛?』
護衛?と不思議そうな顔の亜里沙
『ま、俺から聞くより沙綾から聞いてよ。
今日は帰るけどちゃんと話してあげてね』
道隆さんはまた私を車から降ろすと
行け。と運転する人に言った。