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またいつか貴方と
第2章 始まり
「聡くん...」
その問いかけにも彼は抱きしめたまま
頭をずっと撫でてくれていた。
そう。小さい頃から聡くんが好きだった。
本当に小さい頃はお兄ちゃんとして好きで
恋愛として好きと思ったのは中学2年の時
運動会で彼がリレー選手でアンカーだった
走って数人抜かして1着でゴールしてから
友達と喜んでる姿をみてドキッとした。
友達に言うとすきなんじゃない?とアッサリ…
だから家庭教師をしてもらう事になったとき
私の心臓はもたないかもと一人で落ち込んだ。
勉強に集中できない。と...
『沙綾は知らないかもしれないけど
俺はずっと小さい頃から沙綾が好きだよ』
嘘だ...!!!!!
聡くんが私を…?
夢なのか分からないから自分の頬を
叩いてみたら痛かった!
『何してんだよ!!!』
聡くんは私の手を掴み叩いた方の頬を
撫でてくれた。ドキドキしちゃうからやめてーーー