パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 なぜあなたなの？

『どこに行きたいんだ？』

「どこにも行きたくありません。
お引き取り願えますか？」

『却下。こんな変な輩がいっぱいいるところで
お前一人には出来ない。』

「もうほっといてよ！！！」


聡くんとまわれなかったイライラを
道隆さんにぶつけてやる。


『無理。聡くんに頼まれて見てんの。
何かあってみ。真也に殺される』


真也さん？
知り合いって言ってたけど…


「ってか道隆さんは何者なの？」

『今更かよ。○○会神崎組若頭 藤堂道隆』

「そっちかー！！！！！」



やっぱり組員さんだったのか。
ま、見た目通りだけど。

でも、彼は怯むことなく私の腕を掴み
校舎の隅々まで連れ回した。


そして亜里沙と合流する前
『こんなこと初めての経験だな。楽しかった。』

道隆さんはどこか楽しそうだった。
いつもお迎え来てくれてるし楽しんでもらえたなら
良かったと思ってしまった。


そして無事に文化祭は終了した。