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またいつか貴方と
第10章 高校3年生



夜仕事から帰って一息ついた聡くんの家に
私は遊びに来ていた。
もちろんお母さんのお許しを得てね。


「研修学習会?」

「うん。聡くんも行った?」

「いや、、、」

「サボったの?」

「そんなのやったっけ?」


聡くんは覚えていないらしい。

「行ったでしょ?男女2人ずつになって
割当決めて料理とかするの。」

「...は?男もいんの?」

「聡くん当たり前じゃん!共学だよ?」


ブツブツと何か言いながらそれでも
聡くんは私を胡座をかいた足の上に乗せて
後から抱きしめてくる。


「そんなの行かせたくない。」

「ちょっとー、たかが一泊じゃん。
私は何ヶ月も...っん」


話している途中なのにキスで口を塞がれた。
それ以上言わないでほしいという
意味なんだろうけど。


「それいつあんだっけ?」

「5月の17日から一泊だよ。」

「...ふーん。」





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