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またいつか貴方と
第10章 高校3年生





30分ほど説教するとお兄ちゃんは
諦めて帰って行った。


私は聡くんに行って欲しくなくて
説教したわけじゃないの。
ただ、聡くんが嫌がってるのを
無理矢理誘うお兄ちゃんに腹が立ったの。


「聡くん行きたかったら行ってきていいんだよ。
別に浮気じゃないんだしみんなでワイワイご飯
食べてこればいいのに。」


聡くんの眉がピクっと動いたような気がした。


と思った瞬間ベッドに抑え込まれる。
そして口を塞がれた。
そして口内を犯される。

「んっ。っぁ」

「こんな事されるかもしれないのに
俺に行ってこいとか言えんの?
肉食系女子もいんだけど??
例えばこの前のお前みたいにグイグイ来る奴とか」


思い出すと火が出そうなくらい顔が熱い。
そうだよー…私しちゃったんだった。


「俺は沙綾がこんなことされたら
そいつを黙っては終わらせねぇな。
生きていられないかもね!」


何怖い事言ってんのよ。とツッコミたかったけど
聡くんは真剣そのものだった。




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