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またいつか貴方と
第11章 お誕生日おめでとう

プレゼント包装をしてもらい
お会計をと言われた。
『ギフト包装代金も合わせまして25800円になります』
私は3万円を財布から出すと
これでお願いしますと言って店員さんに渡した。
しばらくしてお釣りを貰うために待っていると
店員さんたちがザワザワと騒ぎ出した。
「何だろ。」
『さぁ。有名人とか??』
亜里沙は呑気なことを言っている。
有名人?来るわけないじゃんこんな田舎にー。
と一人でにやけているとある店員の話が
聞きたくなくても聞こえるボリュームで入ってくる。
『ほらあれって〇〇高校でしょ?
高校生であんな高価な買い物って
援交でもしてんのかな?』
『うわー。気持ち悪いー』
『あんな指輪して変なエロ親父にでも
もらったんじゃないの?』
亜里沙はもう怒りマークが額に浮かんでいる。
私が代わりにと文句を言おうとした瞬間
ガンッ!!!!!!
このデパートの壁を殴ってる人がいる。
ここコンクリだし絶対痛いよーと変な心配をしていたら…
聞こえてきた声に驚きを隠せない。

