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またいつか貴方と
第11章 お誕生日おめでとう

「沙綾。おいで。」
ベッドにダイブした聡くんの隣に
飛び込むように潜り込んだ。
んー。この匂い落ち着くんだよね。
「おかえり聡くん…」
「ただいま。いいねー。この感じ。
毎日沙綾がおかえりって言ってくれたら
毎日頑張って仕事出来るな。」
かぁぁーーっと顔が熱い。
そうなりたい。と私も思う。
「後1年我慢する。
一年後にはそうなるから。
だからもうちょっと待ってて」
うん。待ってるね!
聡くんとそうなることを夢見てるね。
「今日何があった?
姉ちゃんといる時泣いてたんだろ?」
「...ッ。」
「姉ちゃんには話せるけど俺には話せない?」
ブンブンと首を振りそんな事ないと言った。
そして私はデパートであったことを話した。
「そっか。そんな事あったんだ。
真也さん来てくれてよかったな。」
ほんとにそう思う。
たまたまだと思うけど本当に助かった。
「何買いに行ってたの?」
そう言われてハッとした。

