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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ



しばらくして屋上に誰かやってきた。
それは上松くんだった。


『沙綾ちゃん。身体平気?
あと会いたいって人がいるんだけど...』


気まずそうに話して上松くんの後から
現れた人に私は殺意を抱いてしまった。



「人殺し。
二度と私の前に面見せるな!
一生あんたは許さないから。」


私は今まで出したことないような声で
あの女に言ってやった。



『あのさ、君ここに来てまで何も言わないの?』


上松くんがあの女にそう言った。
すると謝るどころか開き直って突っかかったきた。

『尻軽女に謝りたくない。
彼氏いるのに上松先輩のこと誑かして。
オマケに妊娠してた?
誰の子か分からないんじゃない?』



私はその言葉にキレてしまった。
殴ってやりたくなって立とうとした時
その女が壁にドンッという音と同時に
体が押さえつけられている。
みると怒りに満ちあふれた亜里沙が
彼女の胸ぐらを掴んで鬼の形相で睨みつけている。





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