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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ
『おい。お前いい加減にしろよ?
お前は人一人の命をダメにしてんの。
謝ることも出来ないの?
沙綾はまだ体調が万全じゃないんだよ。
だから親友の私が変わりに殺ってあげようか?
誑かした?は?
沙綾は付き合ったのも彼だけ。
上松はクラスメイト。
上松はどう思ってるか知らないけど。
けどあんたの被害妄想で
どんだけの人を苦しめんだよ。
悪いことしたらごめんなさいって言うのが
普通じゃないの?
沙綾もあんたなんかみたくないだろうね。
けど私もあんたを見たくない。
これ以上沙綾を苦しめるなら
あんたこの街から居られなくなるよ?』
亜里沙が庇ってくれた。
そして大丈夫。と優しく話しかけてくれた。
『俺もそんな子には興味も持てない。もう行けば。』
彼女は走って屋上から居なくなった。
走って逃げていってしまった。
『学校来てくれてよかった。
また仲良くしてね。』だって。
上松くんも優しいから私はまた安心出来た。