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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ



亜里沙と屋上を後にし
クラスへ行ってもみんないつも通りだった。

変な目で見てくる人もいなくて
みんなお帰りって迎えてくれた。

嬉しくて涙がとまらなかったら
亜里沙が頭を撫で撫で。

『いつまで経ったも沙綾のお世話しなきゃ』
大きな声でいうとクラスから笑いが起きる。

その後担任に呼ばれて廊下に出た。

『藤田がな、1時間みっちりみんなに伝えた。
お前が妊娠してたことも、産むつもりで
夏休みに入ると同時に退学しようとしてたことも
あの日後輩に突き飛ばされたことも。
藤田はお前を守りたいって。
熱く泣きながら言うからみんなも泣いて泣いて
大変だったんだからな。
だからまた学校頑張れ。
それでみんなと卒業しろ。』

亜里沙にも感謝だが先生にも感謝しなきゃ。

「はい。卒業できるように頑張ります!」

明るく返事が出来るのも
クラスメイトのおかげだよ。

ありがとう。

みんな大好き。


そして放課後亜里沙と正門まで行くと
あの人が待っててくれた。




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