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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ
カランカラン...
『やっぱ聡だ。車ってあれ?
お父さん流石だね!!』
いきなり大声で話していたおばさんにびっくりした。
すると向こうも私の存在に気づいて驚く。
『びっ!!!くりしたー』
「こ、こんにちは。」
挨拶だけはしとかなきゃ。
するとおばさんもこんにちはと返してくれる。
「早苗さん。彼女の沙綾。
ほら、あの近所の幼馴染の。」
『え???橋本さんとこの沙綾ちゃん?』
ん?知ってるの?
聡くんのママの友達だったら知っててもおかしくないか。
1人で納得しているとおばさんは
『真理子さん元気?』と聞いてきた。
真理子はお母さんだ。
突然の事ではい。と答えるしか出来ない。
そんな少しパニックの私を見て聡くんは
ゲラゲラと笑い出してしまった。
「沙綾パニックになりすぎ。
真理子さんと母さんここによく来るんだって。
幼馴染らしいよ。」と聡くんは教えてくれた。
それにしてもすごく若い。
お母さんとは比べ物にならないくらい。