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またいつか貴方と
第15章 癒しの海



「がっ!!

学校は辞めるつもりでいたの。
辞めてお腹の子供を産むって彼と約束したの。
なのに...
あんたのせいで産んであげられなくなったの!!!」


声が出た。言いたいことが言えたの。
言わないとスッキリしなかったから。

「沙綾?声が出てる...」

「うん。出たみたい。」


そっか。って聡くんが笑ってる。
そしてその笑顔は私だけに向けられている。


「おい。これ診断書な。
臀部強打による流産。こっちは昨日の怪我の診断書。
これ持って警察行くか
お前らの謝罪とこれからのどうするかで
決めてやるよ。」

『栞菜、あんたなんてことしてるの?
命奪うことまでして何が目的なの!!!
謝りなさい。早く!!』


謝りたくないんだろうけど
謝らないとこの場から去れないと思ったんだろう。

「すみませんでした。」


山本栞菜の声で謝罪された。

だから言ってやったんだ。

「謝られても許せない。
けどもうあの子は戻ってこない。
だからもう私達の前に現れないで」




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