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またいつか貴方と
第19章 絵画展での大事件
もうこの世界観...
見るからに海の中にいるような
ブルーが大好き。
『すごいな。』
直人くんも感動してるし亜里沙も
やっぱり実物は半端ないわね。と
一つ一つゆっくり見て回る。
このブルーの海の中をイルカや海の生き物が
ホントに動いて見えて私はもうそれだけで
幸せだなって思えた。
「すごい...私これ好き…」
それは月明かりに照らされた海を
イルカがはねている絵だった。
「うん。これ綺麗だな。」
「聡くんもそう思う?」
「うん。俺もこれ好き。」
よかったー!!好みが一致した。
ひとつの絵で何分も居られる。
亜里沙と直人くんも2人のペースでまわっていて
聡くんは私に合わせてくれる。
でも、私は説明まで一言一句読み
何分もかかるから亜里沙と直人くんは
一周したらしい。
『沙綾まだそこなの?一日かかるわよ。』
亜里沙に促され渋々進んで次の絵を…
亜里沙はため息。
でも直人くんとまたどこかに言ってしまった。