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またいつか貴方と
第22章 危ないから辞めなよ
「聡くん…そんなに危ないならもうやめたら?」
「バイク乗ったりいじったりは趣味だからなー。」
うん。彼は辞めないだろう。
趣味を奪う事はしたくない。
「そっか。ならもう怪我だけは
気を付けてよ。
事故なんて起こしたら大変なんだから…」
「わかったよ。心配かけて悪かった。」
約束してくれた。
これで大丈夫だろう。
聡くんは約束は守ってくれるし
これからはもう気を付けてくれるだろう。
私はそう思っていた。
いや、私だけではない。
みんながそう思っていたの。
なのに神様は残酷だった。
わずか数ヶ月後...
また彼を危険な目に遭わせるんだから...
今度は骨折なんかじゃない。
生死に関わる大きな問題に…