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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
「ねーねー何処に行くの?」
「それは内緒。
あ、タオルだけ持ってこいよー」
内緒って気になってまた寝れない
実は今日の事も緊張してあまり眠れなかった。
だから今聡くんに抱っこされてると眠くなってきちゃった
落ち着くなー
「沙綾眠い?」
「うん。昨日あんまり眠れなくて」
「寝てていいよ。
母さん帰ってご飯って言われたら起こすから」
「...うん…」
そこからの記憶はない。
聡くんが何か言ってたけど
もう既に夢の中だった。
ども誰かのぬくもりを感じながら
眠りにつくなんて子供の頃以来で
落ち着いて眠ることができた。
フワフワしてぬくぬくだから。
聡くんが「うわっ、もう寝た…マジかよ」と
ぼやいているなんて知らない。
どれくらい寝ていたんだろう。
目が覚めると聡くんの腕の中だった。
「おはよう。」
////////!!!!!!!
「お、おはよっ」
「よく寝れた?」
「うん…」
「だろうね。イビキが...」
「嘘っっっ!!!恥ずかしい…」
「嘘。スヤスヤ寝てたから邪魔出来なかった。
イビキがうるさかったら邪魔してたかも」
聡くんは笑ったまま私をギュッと抱きしめてくれた。