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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
「沙綾。ちょっと前に母さんが昼飯出来たって。
食いに行く?」
え?私そんなに寝てたの…?
どんだけ寝ちゃったんだろう。
それから私のお母さんに連絡して
晩御飯食べさせて帰ると報告しといたよ!
と聡くんに言われた。
じゃ今日は綾人と二人だと
ブツブツ言っていたらしい。
それから聡くんのママとお昼ご飯を食べて
また聡くんの部屋に戻った。
「聡くんママとうちのお母さんって似てるよね?」
「幼馴染って聞いたけど…?」
そうなの?
ただ近所で仲良しなのかと思った。
仲が良いのはいいことだけど
ここまで二人のことが筒抜けなのは
如何なものか。
「ねー、聡くん。
明日はどこに行くの?」
「気持ちいところ。気に入るよ。」
それしか教えてくれなくて
それからは二人が会っていなかった時間を
埋めるようにいろいろ話をした。
そしてあっという間に夕飯を食べて
聡くんに家まで送ってもらった。
徒歩15秒だけど......