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またいつか貴方と
第23章 生死の分かれ道



こんなに走ったことないくらい
病院まで走り続けたからもうヘトヘト。

病院に着いてすぐ場所を確認し
教えて貰ったところに行くと
蛍子ちゃんはまだ怒っていて
お母さんと蛍子ちゃんの前で
作業着を着た人とスーツの男の人が
床に座りずっと謝っている。


「蛍子ちゃん!お母さん」

私はもう聡くんのお母さんをお母さんと
呼ぶことにした。そうしてほしいと言われたから。


『沙綾...』
蛍子ちゃんの声を聞いて少し安心した。


「蛍子ちゃん、聡くんは?」

私は聞くのが怖いと思うけど
聞かないと。と思いきいてみる。


『今…手術してる。複雑骨折だし
メット被ってたけど出血も多くて...
顔も…傷だらけ…だっ、て…』


嘘...
そんなに?


「でも助かるんだよね?」

私の言葉に返してくれたのはお母さんだった。




































『いつ意識が戻るかは分からないの…』



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