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またいつか貴方と
第24章 奇跡を信じますか?



先生が許可してくれた通り
お昼に学校を後にして聡くんの病院に向かった。
お母さんもいるだろうから
甘いものを買っていこう。

病院の近くに美味しそうなケーキ屋さんがあると
スマホで調べたからそこに行く。


『いらっしゃいませー』

小さくて可愛い女の子がいる。
ケーキ屋さんで働くの楽しそうだなって考えながら
ケーキを3つ買った。

美味しかったらお母さん達にも買って帰って
あげよいと思い営業時間を尋ねると
面会時間が終わるより先に閉まってしまうみたい。


「残念だな…」

『え?』

「あ、ごめんなさい。
今お見舞いで南病院に通ってるんです。
美味しかったら家族に買って帰ろうも思ったけど
面会時間より先に閉まっちゃうから
残念だなって…」


店員さんはどうやらここのオーナーさんだったみたいで
今度土曜日の夜なら来るまで待ってるよ?と。

日曜日は定休日だから前の日ならと
優しい言葉がすごく嬉しかった。



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