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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり



「あ、綾人?いきなり悪い。
おばさんいる?」


綾兄にかけてるの?
お母さんってなんで...


「もしもし?聡です。
すみません。沙綾と出かけてて
途中でバイクパンクしちゃったんですけど
明日にならないと修理来れないみたいで
今日近くに温泉があるのでそこに泊まって
明日の夕方までには必ず送りますので…
はい。塾だけは休むって連絡してもらえますか?
後で沙綾から温泉の住所と番号LINEさせます。」


そんな話をして電話を切った聡くん。
私はそんな聡くんを見ているだけだった。


「これでよし。沙綾行くよ!」

「聡くん…ちょっと待って!
泊まるって空いてなくて泊れなかったら
どうするの?」


こんな山で野宿なんて絶対無理!!!
虫もいるし熊でも出たら死んじゃう…!


「大丈夫だよ。離を予約してあるから。
普通に旅館じゃなくてヴィラにしたから
2人だけだし。」


二人っきりっていうのは嬉しいけど
着替えもないのに...





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