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またいつか貴方と
第29章 聡くんの最期
『泣ける時に泣いとけ。』
「道隆さん...聡くんが…」
道隆さんは私の泣いているのを聞きながら
うん。とか大丈夫。とか無理するなと
泣くことを止めない。
泣きたい時に泣けばいいと
ずっと電話を繋いでくれていた。
何時間も泣き続け私は寝てしまったみたい。
それでもスマホはずっと通話中になったいた。
「ご、ごめんなさい!」
『少しは落ち着いたか?』
私が寝ていた間もずっと通話にしてくれていた。
『葬儀は俺も行くから。隣にいればいい。』
「ありがとう。」
それから電話かLINEで道隆さんとは
連絡を取り合っていた。
そして葬儀の日
喪主は聡くんのお父さん。
急遽日本に帰ってきたみたいで
時より目頭を押さえている。
私は道隆さんが隣に居てくれて
葬儀中泣きっぱなしだったけど無事に終えて
火葬場へ移動した。
棺が火葬されるとこに入れられた。