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またいつか貴方と
第30章 居なくなった今



最期の点火ボタンを押したことまで
詳しく話せる範囲で話した。


すると亜里沙は私をギュッと抱きしめて
私が着いててあげるから。と。

亜里沙のこれは心強い。
きっとまた教室でこうなることがあった時には
亜里沙が対処してくれるだろうと
この事は亜里沙に託すことにした。


そしてHRの時に事件は怒った。


『はい。あと数ヶ月で卒業だ。
お前ら気を緩めるなよー!』

「受験だ...」
「面接嫌だなー」の声が聞こえる中
クラスの少し意地悪っぽい女の子が言った。
初めて同じクラスになって話すこともあまりなかった。


『誰かさんはいいよね?
年上の彼と結婚決まってるんだもんね?
また妊娠でもしてんじゃないの?』


この人は聡くんが事故に遭ったことを知らない。
そしてこの世にいないことも...



私だって結婚したかったよ。
聡くんの赤ちゃん産みたかったよ...


すると亜里沙がその子のところへ行き
思いっきり右手を振り上げた。


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