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またいつか貴方と
第6章 傷付けられる



『沙綾!!!!!』


家の玄関が開きお母さんが出てきた。
8000円近くもの料金を払ってくれて
抱きしめられて泣かれた。

『沙綾。病院と警察に行こう』

お母さんは車を出してくれて
すぐに産婦人科医のいる大きな病院に
連れていってくれた。


入口の部分が少し切れているくらいで
後は異常なくアフターピルを飲まされた。
そして警察に行くことを病院ですすめられた。


「お母さん…帰りたい…」

『警察に行って被害届だけでも出そう?』

「もう男の人を見たくない」

『亜里沙ちゃんがうちで待ってるわ。』

「...うん。亜里沙に謝らなきゃ…
亜里沙にも怖い思いさせちゃった。」



お母さんはしばらく私を抱きしめて
背中を摩ってくれた。
だから私も安心しちゃって泣いてしまった。

お母さんは泣ける時に泣いてしまいなさい。
沙綾が生きててよかった。とお母さんも
涙を流して泣いていた。


そして家に着くとリビングには
お父さんとお兄ちゃんと妹と亜里沙がいた。





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