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嘘やろ!?
第10章 芸術と科学



いつかっていつ?

私が教師を辞めた時?

透が学生を辞めた時?

いつまで透と居られる?

私の手に余る透は馬鹿でっかいイルカと同じで私には持って歩けない。

そんな変な夢を見たから透を失う気がした。

朝は透に起こされる。

学校に行き仕事をする。

帰ると透がまだ寝てる。

いつ勉強をするねん?

競争率が半端ない受験を選んだって事をわかってんのか?

聞きたくて聞けない。

私がしてたようにイルカを抱えて寝ている透になんとなくムカついた。

鼻を摘んでやる。


「何すんねん!?」

「イルカを返せ…。」

「交換したやろ?」

「やっぱり、そっちがいい…。」

「朱音…、意外と我儘やな。もう少しだけ寝かせろ。」


透が私から背中を向ける。


「寝てもいいけどイルカと浮気されんのは嫌や…。」


拗ねたように言うてた。


「なら、俺が抱いたろか?」


笑いながら透が私を引き寄せる。

私の存在は透の睡眠の邪魔にしかなってない気がする。


「要らんわ。」

「そうか…。」


透がすぐに眠りに落ちる。

透と居る時間が長くなればなるほど我儘になってる。

そんな気持ちをどうにかしたくて誰かに聞いて欲しくて透が眠ったのを確認をして透の部屋を静かに出た。

遼さんの部屋をノックする。

透が寝てるんやから遼さんも寝てるかもとは思う。

予想外に部屋の扉が開いて腰にタオルを巻いただけの遼さんが出て来た。

嫌やん!?

目のやり場に困った。


「なんや?朱音ちゃんやん。」


遼さんは普通の表情のまま…。


「服を着て下さい!」

「透と間違えて襲いたくなるからか?」


透と同じように遼さんがニヤニヤとする。

この猿親子がっ!

ある意味、女の敵やとか考える。


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