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第11章 プライド

気付けばお互いが全裸…。


「舐めてくれや…。」


最近の透の我儘…。

可愛くない態度しかしない私を試すような言葉…。

透の胸に跨って透の股間に反り勃つものを舐めてあげれば透はお返しとばかりに私の割れ目を開いて舐めてくれる。

シックス・ナイン…。

あんまり得意じゃない。

恥ずかしくて感じてまうから透のものを噛みそうになる。


「歯を立てんなよ。朱音ちゃんは怖い女や。」


私を子供扱いする時はすぐにちゃん付けして来よる。


「なら、挿れてや…。」


その一言で透がゴムを付けて四つん這いのままの私の後ろから挿って来る。


「ッンッア…。」


挿入感と圧迫感…。

快感の波が一気に襲う。

透がズンッと押すからシーツを握りしめて堪える。

ベッドが軋む。


「あっ…あっ…、あぁんっ…。」


きゅんきゅんとして透を締め付ける。


「こっちもか？」


胸を揉んで来る。


「イヤッ…、イクッ…。」


ベッドにしがみついてお尻を高く上げた卑猥な姿で腰を震わせる。


「ほんまに敏感やな…。」


私が楽なように体制を変えてくれる。

横たわる私の背中にぴったりと透が抱きかかえてくっついて来る。

うなじにキス…。

耳までを舐め上げて来る。


「朱音が好きや…。」


優しい声で囁く。

透が好きや…。

返せない言葉…。

いつか透に言ってやりたい言葉…。

まだ透がゆっくりと私の中を突き上げる。

素直じゃない私を真っ直ぐに愛してくれる。


「透…、もっと…。」

「朱音が欲しいだけ愛したる。」


透の手が腰から回されて股間の茂みを撫でて来る。

指先が割れ目に押し入り膨れ上がるクリトリスを愛撫してくれる。