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嘘やろ!?
第2章 イケメン君
あかんわ…。
それって反則や…。
この人、やたらとキスが上手いし…。
はっきり言って隆也はキスが下手だった。
初めてのキスなんか歯がぶつかって痛かった。
凄くモテる男なのに、不器用な隆也のキスは私が初めてのキスなんだと思ったから、それはそれで嬉しくはあった。
このイケメン君は妙に手慣れている。
キスだけで私の身体が溶かされていく。
スーツのジャケットが脱がされてブラウスの上から背中のブラジャーのホックがあっけなく外された。
この状況はやば過ぎる?
えっ?何がやばいの?
いやいや、行きずりの男はやばいやろ?
酔っていて判断が出来ない。
でも…、身体が勝手に火照って疼いて来る。
隆也とはもう半年くらいセックスレス…。
だから、あのバレンタインデーが本当にラストチャンスだったんだと思う。
イケメン君の慣れたキスに目を閉じる。
身体の力が抜けていく。
イケメン君に身体を預ける。
好きにしてや…。
5年の隆也を忘れるには1夜の行きずりの快楽が丁度いいのかも?
普段なら絶対に考えない非常識な事。
だって私は教師なんやもん。
千里みたいに恋愛で人生を軽く生きるなんて事は出来へんわ。
それがわかっててイケメン君には身体を完全に委ねてまう。
首筋にキスをしながら慣れた手付きでブラウスのボタンが外される。
あー…、こんな状況になるんなら、もうちょい可愛いブラジャーにしたら良かった?
地味な紺色のワイヤレスブラ…。
黒板に字を書く時に脇を締め付けて来るワイヤーが当たると痛いから…。
地味なブラジャーに後悔をする暇もなくイケメン君にブラウスとブラジャーを剥ぎ取られる。
「結構、ボリュームがあるな。」
乳房を持ち上げるようにしてイケメン君が胸を揉んで来た。