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嘘やろ!?
第13章 新学期



とりあえず透の背中にサンオイルを垂らす。


「ナンパや。多分、ホストや。」

「ふーん…。」

「だから…、透とは離れん方がいいわ。」


透の機嫌を取るように言う。

サンオイルを塗り終わると透が起き上がってニヤニヤとする。

頬にキス…。


「ええやん、そんだけ朱音がええ女に見えたんやろ?もっと見せつけたれや。」


わざと意地悪に言うてる。


「いやや…、透と居る。」

「そうか…。」


私が懲りたとわかっているから透はご機嫌で私の髪を撫でて来る。

隆也に会った時も透は余裕を見せてた。

私が透以外を拒否する態度さえすればええだけだ。

ネズミ男の時みたいに中途半端に迷った態度をすると透は怒る。

どんだけ見抜いてんねん。

悔しいけど透には逆らえない自分がわかる。


「軽く海に入るか?」


透と海に膝までだけ入りに行った。

透と腕を組んで透に甘えるようにしてじゃれる。


「どないしてん?」


いつもよりも積極的な私に透が苦笑いをする。

ただ透を見る女の子達の視線が痛かっただけだ。

遼さんのファンが遼さんと話す私に向けて来た視線を知らん人ばかりの海で浴びる羽目になる。


「ヤバッ…、あの子カッコいいやん!」


真っ黒に日焼けをしたギャル集団からそんな声が聞こえるとイライラとして腹が立つ。


「妬いてんの?」


やたらと嬉しそうな透。


「絶対に妬いたらん!」


ムキになって答えてまう。


「妬けや…。」


人目をはばからずに透が私を抱きしめる。

今度は子連れの母親が嫌な視線を向けて来る。


「止めてや…。」

「はいはい…、朱音ちゃんは照れ屋やからな。」


私の手を握って透が歩き出す。


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