この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
嘘やろ!?
第15章 シェルター



「そもそも、誤解を招く行動に問題があるんですよ。楠木先生、僕は何度か吉岡に対しては態度に気を付けるように注意を促しましたよね?その結果が保護者への不信感なのですよ。」


中野先生の勝ち誇った顔に言い返せなくなる。


「楠木先生、貴女は立派な教師だと思います。その熱意ある教育は素晴らしい事です。ですが、その熱意を他人はしばしば誤解をするものです。依怙贔屓だとか特別扱いだとか騒ぐ学生が後を絶たない教育の現場は楠木先生も充分に理解をされてますよね?」


やんわりと学園長が私を叱る。


「はい…、以後は気を付けます。」


そう言うて話を収める方向にするしかない。

副学園長と中野先生が学園長室から出て行き私も学園長に頭を下げて学園長室を出ようとした。


「楠木先生…、週末ですが…、お時間はありますか?」


突然の学園長の言葉に戸惑った。


「週末ですか…?」


週末は遼さん達と慰安旅行…。

だけど透とは距離を置けと言われたばかり…。


「連休ですよね?もうご予定が?」

「いえ…。」


予定があるとはっきり言うべきだった。


「なら、ちょっと僕に付き合って頂けますか?楠木先生には見て頂きたいものがあるので…。」

「はぁ…。」


有耶無耶のうちに学園長と学校で待ち合わせをする羽目になった。

仕方がない…。

その夜に遼さんのBarへと向かう。

カウンター席に座る。


「どないしてん?今日は平日やで…。」


遼さんが不思議そうに私に話し掛けて来る。

相変わらず遼さんファンの視線が痛いと感じる。

ギンギンに私を睨むお姉さん達を見ないようにして遼さんに答える。


「今週末、行けなくなったと伝えに来ただけです。すぐに帰りますから…。」


私の言葉に遼さんが目を見開いた。


/333ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ