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嘘やろ!?
第15章 シェルター



「梶谷先生!お久しぶりです…。」


学園長のお父さん…。

私の卒業と同時に学園長になった人。


「変わらないね。楠木先生はお元気かな?」


梶谷先生が言う楠木先生とは私の父の事。


「多分、元気です。最近は連絡をしてませんから…。」

「それはよくないね。ちゃんと楠木先生にも楠木さんが立派な先生になった今の姿を見せなければなりませんよ。」

「はい…。」


梶谷先生の前では私は学生になった気分になる。

私の父は数学の教師をして、今は関西でも有名な私立の進学校の副学園長になってる。

昔から梶谷先生と交流がある父。

だから学生時代は何かと梶谷先生によくして貰った。

学校帰りの買い食いなどが禁止されているお嬢様学校…。


「見つからないようにしなさい。」


そう言っては梶谷先生が見逃してくれる。

でも、それは梶谷先生が学校に怒られるのだと父から教わって買い食いを止めた。

あの頃の梶谷先生の気持ちが今はわかる。


「稔に付き合うと大変だろ?」


梶谷先生がお茶を飲みながら聞いて来る。


「お父さんっ!」


仏の学園長がアタフタとする。


「いい勉強になります。人として教師として…。」


学園長を尊敬する気持ちが生まれたのは事実だ。


「だが、男としてはなぁ…。」


梶谷先生が嘆く。

学園長が未だに独身だからだ。


「楠木さんの周りにいい子は居ないかな?」


梶谷先生の質問に笑ってまう。


「山下 結愛は斉藤 結愛になりました。白石 千里は相変わらずハッチャケてますよ?」

「山下さんが…、それはおめでとうを伝えて下さい。白石さんは相変わらずですか?」


梶谷先生の笑顔。

とても好きだった。

ちょっとだけ初恋に近い思い出…。


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