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嘘やろ!?
第17章 卒業



「因みにラブホを使ったんは俺や。」


ヘラヘラと笑って遼さんが言う。

へ?


「ベロンベロンに酔っ払った店の客を寝かせる為に放り込みに行った。」


へ?


「店の客が目を覚ましてからホテルを出ようとしたらな。財布がない事に気が付いたんや。」

「だから俺が財布を持ってった。あかんのか?」


透が呆れた顔をする。

中野先生よりも透を信用してなかった自分に恥ずかしくなって来る。


「なら…、さっさと言うてや!」


八つ当たりの逆ギレ…。


「言う前に学園長とデートやからって帰った女は誰やねん?」


透がまた冷たい目で私を見た。


「それは俺には関係ないから帰るわ…。」


遼さんがあっさりと帰ってまう。

嫌やん…。

待ってや、遼さん…。

この段階で2人にされたら怖いやん!?

問答無用で透の部屋に引き摺り込まれてた。


「さてと…、何しに来たんや?」


遼さんと同じ言葉…。

透の冷たい声に身が竦む。

誤魔化すようにイルカを抱いてベッドに座る。

青いシーツのベッド…。

青いイルカ…。


「この子が居らんと寝られへん。」


可愛くない嘘…。


「聞き方を変えたる。何があった?」


何がって…。


「透が居なくなった…。」

「居るやんけ?」

「学校に来うへんかったやん?」

「お前…、ほんまに高校教師か?間違いなく俺の担任やんな?」


呆れた声に変わってく。


「自慢じゃないけど担任です…。」

「なら俺は何をしてた?」

「何やろ?」


考える…。

頬にキスがされる。


「1週間前…、全国の受験生はどこに集まるねん?」


まるでクイズの質問。


「センター試験です…。」

「正解。」


あー…、去年の体育祭前に願書の手続きをしたったわ。


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