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嘘やろ!?
第3章 個人ファイル
冷静に考えたら透の言葉を認めてええ訳があらへん。
わかってて透にハマってる。
透…、透…。
何度もイキながら、そう叫んでた。
「透…、イクッ!イッちゃう!」
「朱音…、すげー締め付ける。」
イッてても透が何度も突き上げる。
やばいやろ?
その身体…。
腹筋が割れてんで…。
体制を替えて透の首にしがみつく。
甘えるようにして透の顎の下に頭を擦り寄せる。
「やばい…、朱音…、可愛いし。イクぞっ!」
思っいっきり私がオーガニズムに達して、いやらしく腰を突き上げた瞬間、透が私の中で果ててた。
また意識を失くしてた。
再び目が覚める。
青いシーツのベッド…。
やっぱり夢じゃないんやと嘆きたくなる。
誰か嘘やと言うてや…。
頭を抱えてまう。
「起きたか?」
Tシャツにスウェットのズボンを履いた透が私に声をかけて来る。
私は全裸のまま、まだ透のベッドの中。
掛け布団を身体に巻き付ける。
パンティを探したいけど透が居るから探せない。
「ほらっ!」
透が私のパンティと透のTシャツを投げて来る。
見ると私のスーツは透の制服の横に掛けられてる。
「透…。」
「飯を作ったから食おう。腹が減ったやろ?」
確かに…。
時刻はとっくに昼を過ぎてる。
小さなキッチンの前にある小さなテーブルには美味しそうな料理が並んでる。
Tシャツを着てテーブルの前に行く。
透のTシャツは私にはブカブカだ。
「これ透が作ったの?」
ミネストローネスープ、温野菜のカマンベールチーズ掛け…、ラムのソテーにガーリックトースト…。
ちょっとしたコース料理が並んでた。