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嘘やろ!?
第3章 個人ファイル



透はずっと優しい笑顔のままだ。


「わかったわかった。朱音の言う事はなんでも聞いたるさかいにとにかく今は飯を食えや。」


透が私の頭を撫でる。

私の方が子供扱いをされとる。

パンをちぎって口に押し込んだ。

透が私の口の端を舐めて来る。


「パン屑付けて、朱音はほんまに可愛いな。」


透の方が大人やった。

悔しくて堪らん。


「ちゃんと先生て言うて。」

「ハイハイ、飯を食うたら朱音ちゃんは俺と一緒に風呂に入ろか?」

「えっ!?嫌や。」

「泣いたから化粧が剥げ剥げで顔がパンダみたいになっとるのにか?」

「うぎゃー!?」


完全に透の方が一枚上手…。

食事の片付けを慣れたように片付けてしまった透にお風呂へと連れて行かれる。

裸になって2人で狭いユニットバスの湯船の中で抱き合うようにしてシャワーを浴びる。


「すっぴんの方が絶対に可愛いやん。」


ニヤニヤとする透に腹が立つ。


「すっぴんで学校に行ける訳がないやろ。」

「他の男を誘惑したいからか?」

「はぁ?」

「男子の中じゃ本気で朱音を襲いたい言うてる馬鹿が居るんや。だから少しは気を付けろよ。」


そう言いながら透が泡だらけの手で私の胸をむにゅむにゅと揉んで来る。

今は襲って来てんのはアンタやろ!

そんな叫びも出せずに疼く身体を捩って透にもたれて甘えてまう。


「可愛い顔して、ほんまにやらしいよな。」


透が笑う。

その笑顔に胸が痛い。

透…。

これ以上、アンタを好きにはなりたくないんよ。


「ほら…、もうヌルヌルや。」


透の手が股間をまさぐって来る。


「透…、あぁん…。」

「朱音…、好きや。ずっと好きやった…。」


透がキスをしてくれる。

いつから?

いつから私の事を…?

透…、透…。

これ以上は私に近寄らんといて…。

それを口に出せないまま透のキスに溶かされる。

シャワーで全身の泡を洗い流すと透がバスタオルで私を拭く。

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