この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
嘘やろ!?
第20章 モフモフ



「仕事がありますから…。」


これ以上は中野先生と話をするだけ無駄だとばかりに仕事をする。

仕事を片付けながらアポを取る。

明日なら構わないと返事を貰い、いつものように教室の戸締まりをしてから家に帰る。


「遅かったな?」


今日は入学式だけだから早く帰ると言うてた。

なのに私が帰れたのは夜の8時。

透が私の髪を撫でる。


「透…。」


すっぽりと透の腕の中に入る。

透の心臓の音が聞きたかった。

自分が今からやろうとしてる事に冷静になって対処する力が欲しかった。

帰るなり透にしがみつく私を透が笑う。


「先に風呂に入って来い。話は飯の時に聞く。」


透がそう言うからお風呂に向かう。

パジャマに着替えてリビングに行くと透がビールをくれて私を抱えてご飯を食べる。

キッチンのカウンターでのご飯…。

相変わらず何も無いリビング…。

だけど最近になってテレビは要らんと思う。

テレビを見なければ、それだけ透と話が出来る時間が多く取れる。


「何があった?」


透が髪を撫でながら聞いてくれる。

サラダを頬張って透に今日あった事を話す。

新入生のJr。

入学式の騒ぎ。

Jrとの約束…。


「だから、明日もちょっと帰りが遅くなる。」


泣きそうになって透に言う。

額にキス。


「身体だけは壊すなよ?」


優しい透の言葉…。

前ほどドキドキとかしない。

透が居てくれる安心感だけを実感する。

辛い1年間になりそうな私を透なら支えてくれる。

その安心感に甘えてまう。


「Jrの事…、大丈夫やと思う?」

「俺にはわからん。俺はそいつを見とらんし、黒人の血も流れてないからな。」


理論的な透…。

だけど話し相手として自分が尤も冷静になれる相手だと感じる。


/333ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ