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嘘やろ!?
第22章 最先端研究室
なんやこれ?
「着替えや。ゆっくり入って来い。」
透が頬にキスをして私の背中を押す。
脱衣場に向かう。
とりあえず紙袋の中身を出してみた。
なんやねんこれ!?
嘘やろ!
ピンク色のヒラヒラのベビードール…。
しかもレース編みで胸のところは完全に透けて見える。
同じレースのピンク色のパンティ…。
こんなん着てオナニーを見せろって…。
透っ!
変態や!
そう叫びたい…。
でも…。
佳奈子がチラつく。
佳奈子に取られる不安が襲う。
意地っ張りでまだ透に愛してるを言うてない自分に後悔する。
「脱がしたら同じや言うてたくせに…。」
湯船の中で独り言をボヤく。
脱がす?
ちゃうやん…。
今夜は私だけが見せるんやから脱げへんやん。
だからって…。
わざわざベビードールとか用意するか?
それだけ透が期待してる?
愛情の確認…。
愛してるってまだ言わんから?
意地悪な確認で責めんといてや!
自分の意地っ張りにほとほと後悔した。
往生際が悪くてお風呂からなかなか出られずに思いっきり逆上せた…。
着替えはこれしかないんや…。
諦めてベビードールを着る。
マジに透っけ透けやん。
あほやからベビードールの上からバスタオルを巻いてからリビングに行った。
「有り得ん…。」
ヒクヒクと肩を震わせて透が笑ってる。
「だって!」
「はいはい、朱音ちゃんは可愛い可愛い。」
私にビールをくれた透とご飯を食べる。
少し酔わんと無理や。
そう思って2本目のビールを飲んだ。
「そんなに緊張する事か?」
「するわ。」
「いつも通りにやるだけやんけ?」
いつも通り?
悪いけど、オナニーだけはした事ない。