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嘘やろ!?
第22章 最先端研究室



「やった事ないんや…。」


透の顔をまともに見れずにそう言ってやる。


「マジか…、初めてなら尚更見たいやん。」


嬉しそうに透が言う。

透の初めては誰?

やっぱり佳奈子か?

そんな事ばかりが気になる。


「佳奈子は見せてくれたんか?」


私の言葉に一瞬、透が固まった。

ゆっくりと私の髪を撫でて来る。


「アイツはオナニーの塊やからな。セックスしてもそれはオナニーって女や。」

「なんや…、それ?」

「1日中、ベッドやから…、嫌んなって外に連れ出したらバイブとローターをまんこに仕込んで出掛けよる。飯食いながらオーガニズム…、映画見ながらオーガニズム…、そんで帰ったら抱いてくれって言うて来るから、こっちが萎えてまう。」


透の言葉に今度は私が固まった。


「は?」

「だから愛がない言うたやろ?朱音と違って愛がない。俺が抱いても俺もバイブの扱いが佳奈子や。」

「そんな酷いんか?」

「朱音を抱くまで俺もわかってなかった。お前にはちゃんと愛があるのわかるからな。」

「ならオナニーなんか要らんやん。」

「朱音が誰を思ってオナニーするんかを見たい思ったんや。あかんのか?」


誰を思って?

そんなん透に決まっとるやん!

でも恥ずかしいわ!

佳奈子と違って普通にそんなもん見せられへんわ。


「初めてなら他の男には絶対に見せた事ないんやろ?」

「当たり前やん!」

「だから尚更見たいんや。」


ゆっくりと私の身体を透が撫でて来る。

ビールは全部飲み干した。

ご飯も終わり…。


「ケーキ食べる?」

「後でな…。」


キスで口を塞がれる。

バスタオルが外されて透が首筋や背中をゆっくりと撫でて来た。


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