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嘘やろ!?
第23章 監禁



冷たい目…。

遼さんや皆んなを拒絶して来た目…。

再び、この目が自分に向けられるとは思ってなかった。

何があかんかったん?

透…、透の言う通りにするから…。

全部、アンタの言う通りにするから…。

だから私を突き放すのだけは止めて…。

涙が流れ出す。


「じゃあな…。」


透はすぐに出て行った。


「透っ!」


パジャマのまま家を飛び出した。

透の車が走り去るのだけが見えた。

そのまま遼さんのマンションに向かう。

空が白んで来た。


「遼さんっ!お願いやからっ!遼さんっ!」


遼さんの部屋の扉を叩く。

扉が開く。

ネクタイだけ外したまだバーテンダー姿の遼さんが顔を歪めて私を見る。


「透やろ?」


低く不機嫌な声…。


「透がっ!」

「知っとる。さっきまで俺のとこに居ったんや。」


何で?

透は研究室から帰って来た言うてた。

涙がまた溢れ出す。

もう…、意味わからん…。

遼さんの部屋に入れられて遼さんに抱きしめられる中でわんわんと泣き散らした。





目が覚めた。


「透…?」


人肌を感じる。

温かい。

透の温もり…。

その身体に手を回す。

心臓の音がする。

透と2人だけの世界…。

髪が撫でられて子守り唄が聞こえる。

遼さんの子守り唄…。

あれは夢やった?

今日から透と旅行するの?

その前に透を感じたくて身体をもっとと透に擦り寄せる。


「透…。」

「起きたか?」


頬にキスをされる。

透とキスがしたくて透の顔を見上げる。

金髪…!?


「遼さん!?」


思わず遼さんを突き飛ばす。


「そんなに嫌がるか?」


遼さんがクスクスと笑ってる。

透にそっくりな笑い方…。


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