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嘘やろ!?
第23章 監禁
何が起きたん!?
辺りを見渡した。
遼さんのダブルベッドに寝てた事実を確認した。
そして…。
「きっ…、きゃあああぁぁぁっ!」
思いっきり悲鳴を上げる。
その口はあっさりと遼さんの大きな手に塞がれる。
「っん…むぐっ!」
「騒ぐな。何もしとらん。」
何もしとらんて…。
だったら何で私はパンティ1枚の裸なんよっ!?
はっきり言うてパニックやった。
遼さんが笑って私を抱きしめる。
「透の事は忘れろ…。」
遼さんの言葉に固まった。
「透…、透は…?」
また涙が溢れ出す。
その涙を遼さんが拭ってくれる。
「ねぇ…、遼さん…、透はっ!?」
そう叫ぶ口が塞がれる。
嘘やろ!?
遼さんがキスをする。
突き飛ばそうとする私の手は遼さんに握られて身体をがっちりと遼さんに抱きしめられる。
無理矢理にこじ開けられる口…。
容赦なく入って来る遼さんの舌…。
透とは比べものにならない力で遼さんが私を抱きしめる。
私の舌を誘うように遼さんが舌先で撫でる。
ビクンッと身体が反応をする。
やばい…。
透よりも慣れてて上手い…。
見開いていた目をだんだんと細めてまう。
息がギリギリにしか出来ない。
ほんの少しでも力が抜けると舌を絡め取られて遼さんの舌と絡み合う。
頭の中は真っ白なのに身体中が熱くなる。
酷い…。
遼さん…。
透を失うかもって状況でこんな事する?
失うかも…?
もう失った後…?
答えてや。
遼さんっ!
こんな事してる場合ちゃうやん!
目を閉じているのに涙だけが流れ続ける。
遼さんに翻弄されるように、ただひたすら遼さんの腕の中でキスをされ続けた。