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嘘やろ!?
第23章 監禁



ただ泣いた。

泣いて眠るを繰り返す。

遼さんが仕事を終わらせて帰って来る。

どこで着替えてんのか知らんけど何故かトランクス1枚で帰って来る。


「飯や。」

「要らん。」

「欲しいものあるか?」

「透…。」

「それは聞いてやれんな。」


遼さんがベッドに潜り込むから逃げようとした。


「逃げんな。何もせん。人肌は好きやから抱っこはしたるけど、透みたいに無闇に女を抱いたりはせん。」

「透は女のところに居るんか?」

「さぁな…。」


遼さんが私に抱きつくようにして眠る。

透にそっくりな寝顔。

違いは金髪と目尻に少しシワがあるくらい。

だけど綺麗な肌は同じ…。

目付きも似てる。

ただ透みたいに冷たい目を遼さんはしない。

遼さんの方が温かいとは思う。

人肌は確かに気持ちええ…。

がっちりと身体を押さえ込まれてるから逃げるのを諦めて遼さんの胸に頭を当てる。

遼さんの心臓の音がする。

世界中で遼さんと2人だけになった気がする。

透はもう居ない…。

透はもう戻らない。

私の傷は遼さんが癒してくれる?

でも、やっぱり透がええねん。

透を返してよ。

私が全部悪かったから…。

これ以上は…。

透を私から取らんといて…。

遼さんが言うように冷静になれない自分が居た。

時間の感覚が無くなる。

昼頃に遼さんが起きてシャワーを浴びる。

私を監禁してるのに遼さんはマイペース。


「朱音も風呂入るか?さすがに匂うぞ。」


遼さんがニヤニヤと笑う。

腹が立つ。

透と同じ笑い方…。

でも確かに匂う。

さすがに諦めて遼さんに胸を隠すようにしてお風呂に向かった。


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