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嘘やろ!?
第23章 監禁



4日目…。


「風呂入って着替えろ…。」


遼さんが私に服を渡す。


「ええの?」

「出掛けよや。たまにはええやろ?」


よくわからんままに遼さんと出掛ける。

遼さんの車…。


「なんやこれ?」

「透の車よりも実用的やぞ。」

「嘘つけっ!」


軽自動車のくせにロールバーが入っててバケットシートに4点ベルト…。

ヘルメット被ったらラリーな気分が味わえる。


「気分やなくて本物のラリー車な。全日本のラリーならこの車で出れるんや。」


嘘やろ!?


「ちゃんと登録されとる。ここ数年は参加しとらんけどな。」


遼さんが趣味レーサーという事実に驚いた。


「車検があほらしくて自分で弄るようになってからちょっとハマった時期があったんや。」


自分で車検を受けたら3分の1の値段になる。

たったそれだけの事でそのままレーサーになる感覚が理解出来ん。

呆れるけど笑ってまう。


「やっぱり朱音は笑とる顔が可愛いな。」


手を握り、その手にキスをして来る。

ああ…、これってデートか?

透とのデートの感覚が重なる。

遼さんが向かったのは美術館。

ルネサンス展をやってる。


「こういうの興味ないか?」

「透が好きやった…。」

「好きちゃうぞ。ただ単にこういう場所しか知らんのや。俺がアイツをこういう場所にしか連れてってやった事しかないからな。」


遼さんの言葉に動揺する。


「知らんって?」

「透は何も知らんねん。カラオケとか遊園地とか俺が連れてたった事ないからな。だから、こういう場所に出掛けるのが当たり前やと思っとるだけや。」


遼さんが呆れたように笑う。

淡路島のご飯の時も遼さんと来た言うてた。


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