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嘘やろ!?
第24章 大学病院



「なんでよ?」

「また泣くやろ?俺は俺の女泣かすのは例え息子でも許さんよ。」

「遼さんの女ちゃうし。」

「俺のや。」


当たり前のように頬にキスをされた。

遼さんに流されそうな気がする。

ご飯が終われば私は帰る。


「ちゃんと毎日、飯食いに来いよ。」


私の頭を撫でて遼さんは仕事に戻る。

大人の貫禄…。

大人の余裕…。

透を更に完璧にした遼さん…。

運命なんか信じない。

私は私の気持ちだけを信じたい。

帰ればイルカを抱いて寝る。

透の匂いの中で透の水槽からまだ出られへん。

出たら、きっと息が出来ずに死んでまう。

そう自分に言い聞かせる毎日だった。





生活は相変わらず。

毎日、遼さんのご飯を食べて、毎日、順調な学校生活を送るだけ…。


「食いたいもんあるか?」

「ウニしゃぶ…。」

「淡路のか?」

「うん…。」

「週末に連れてったる。」


遼さんがキスをする。

段々とそれを当たり前のように受け入れてる。

親父には惚れんな。

惚れてまうやろ?

遼さん…、凄い男やもん。

イルカの匂いも、もう透の匂いか遼さんの匂いかわからんようになったわ。

自分に言い訳をする毎日が始まった。

遼さんの方が…。

私を愛してくれてる。

勝手に居なくなった奴なんか知らんわ。

涙はとっくに出なくなった。

週末には遼さんが迎えに来る。

暑くなりそうだから胸元の開いたブラウスにフレアスカートにした。

遼さんに相応しい女。


「やっぱ、朱音はええ女やな。」


遼さんがこめかみにキスをしてくれる。

優しいし…。

楽しいし…。

遼さんは穏やかな時間をくれる。


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